ギリシャを旅行したときに、帰りはギリシャからオリンピック航空にて、イギリスのヒースロー空港を経由して日本に帰国する予定でしたが、帰国便に乗るというときに、その日はオリンピック航空の飛行機全便が飛ばないという事態になりました。

添乗員が一緒のツアーだったため、翌日には帰国できるよう、いろいろと手続きはしてくれたのですが、ツアー客数人のうち、私たち夫婦と、もう一組の夫婦の4人だけが、添乗員なしでイタリアのローマ経由で帰国することになりました。

イタリア語も分からないし、4人だけで帰れるのかとても不安でした。

それも、添乗員がオリンピック航空にごり押しのような感じで手続きしてくれたので、航空券もなく、証明書のような紙のみでした。

フィウミチーノ空港では、もう一組の夫婦とは別行動をしました。

証明書は4人で1枚しかなく、たまたま私たち夫婦が持ってしまっており、よく分からないまま、空港から出てしまったもう一組の夫婦は、証明書がなかったために、空港に入れなくなり、私達との待ち合わせに来ませんでした。

その場でしばらく待っていると、日本人のCAと一緒に現れました。

イタリア語ができる日本人を必死に探して、状況を説明し、なんとかここまで来れたということでした。

そのときにCAが気を利かしてくれて、私たちがアリタリア航空のラウンジを使えるよう交渉してくれたのです。

空港のラウンジは今まで使用したことがなかったので、少し緊張しました。

空港ラウンジというと、すごく特別感があるので、浮いてしまうんじゃないかと少し心配でした。

でも、これで少しほっとできるなと思いながら向かいました。

ラウンジに行ってみると、スーツの男性が多かったので、ビジネスマンが多かったのだと思います。照明が少し落とされていて、とても落ち着いた雰囲気のラウンジだったような気がします。

私たちは少し場違いのような感じでしたが、待ち合わせで会えたこと、日本語が分かるCAと話せたことで、かなりほっとして、4人でコーヒーを飲み、お菓子をつまんだのを覚えてます。

ドリンクも飲み放題、お菓子なども食べ放題でしたが、なんだかあまり食べられませんでした。トイレも使いましたが、とても清潔でした。

今思うと、私たちにとっては、空港ラウンジを利用できることってなかなかないので、もっと飲んで食べておけばよかったな、なんて今更ながら思ってしまい、笑い話となっています。