ANA ダイナース プレミアムカード
「ANA ダイナース プレミアムカード」は、日本の航空会社であるANA(全日本空輸)とシティカードジャパンとが提携して発行している、最上位のプレミアムカードです。
年会費が155,000円(税別) と、ANA系列カードの中で最も年会費が高いことでも知られるこのカード。さらにインビテーション制(招待制)となっていることから、誰でも気軽に作れるといったカードではありません。
それだけにサービス内容は相当充実しており、ANA系列カードならではの特典にプラスして、ダイナースクラブプレミアムカードの豪華なサービスを受けられる、夢のような一枚なんです。

このページの目次
ラウンジの対応状況について
「ANA ダイナース プレミアムカード」に入会すると、国内の主要28空港にある39ヶ所の空港ラウンジと、ハワイ・ホノルル国際空港、そして韓国・仁川国際空港のラウンジを無料で利用することができます。
さらにANAの国内空港ラウンジも利用することが可能なので、使える空港ラウンジの幅が広がりますよね。
ただ残念ながら、これらの空港ラウンジは当カードの本会員のみが利用でき、同伴者や家族会員は利用できないので、注意が必要ですね。
プライオリティ・パスについて
「ANA ダイナース プレミアムカード」の会員は、国内外700ヶ所以上の空港ラウンジを無料で利用することができる「プライオリティ・パス」のプレステージ会員に、入会金・年会費無料で登録することができます。
そしてさらに、ダイナースカード独自のサービスとして、海外約500ヶ所のダイナースクラブ空港ラウンジを無料で利用することも可能です。
外国でもこれだけ利用できる空港ラウンジがあればもう、怖いものなしですね。海外旅行や海外出張で、ゆったりと充実した時間を過ごすことができるでしょう。
ポイント・マイルサービスについて
「ANA ダイナース プレミアムカード」で貯まるポイントは、カードご利用代金100円で1ポイントが貯まる「ダイナースクラブ リワードポイント」です。
このポイントには有効期限がないほか、マイル移行の手数料も無料です。じっくりと腰を据えてポイントを貯めることができる、マイラーにとってはとてもうれしいサービスですね。
カード入会時にボーナスマイルの10,000マイルが、そして翌年度の継続時にも同じく継続ボーナスとして10,000マイルがもらえます。
さらにANAカードマイルプラス提携店でANA航空券や機内販売を利用すると、100円につき2マイルが自動積算されます。これは通常の2倍ですから、プレミアムならではの貯まり方ですね。
ほかにも、ANAグループ便に搭乗するたびに、通常のフライトマイルに加えて、区間基本マイレージの50%の搭乗ボーナスマイルが積算されます。飛行機に乗れば乗るほど、またさらに飛行機に乗れちゃうといった感覚ですね。
トラベル関係のサービスについて
「ANA ダイナース プレミアムカード」のトラベル関係のサービスとしては、海外旅行および国内旅行中での不慮の事故などで利用できる、クレジットカードの保険としては最高ランクの、最高1億円までの傷害保険が自動付帯されます。
さらに、海外から帰国した際に、スーツケースなどの手荷物を1個、対象空港から自宅などの指定の場所まで無料で届けてくれる「手荷物無料宅配サービス」や、海外旅行の際のタクシー送迎サービスの片道分を優遇してくれるサービスがあります。
そして、シティカードトラベルデスクで1回50万円以上の海外パッケージツアー、または日本発の海外航空券を購入した場合には、対象空港までのJRまたは私鉄特急列車の交通費を一部負担してくれたり、出発前の前日に指定ホテルの1泊分を用意してくれるサービスを受けることもできます。
その他のサービスについて
「ANA ダイナース プレミアムカード」のその他のサービスとしては、24時間365日の年中無休で会員の要望に応える、プレミアム専用コンシェルジュサービスがあります。
チケットの予約や、旅の計画などを相談できたり、レストランの検索や予約、贈り物の相談など、ありとあらゆるニースに対応してくれるでしょう。
どのような人におすすめ?
「ANA ダイナース プレミアムカード」は、高額な年会費や、インビテーション制(招待制)のカードであることから、そうそう簡単に入会できるようなカードではありません。
インビテーションを受けるには、下位カードとなる「ANAダイナースカード」を長期的に保有し利用実績を着実に重ねるとともに、安定した社会的地位なども求められるでしょう。
それだけにこのカードは、ANAとダイナース両方のプレミアムサービスを受けることができる、とても贅沢なクレジットカードでもあります。
最高の贅沢と空の旅を存分に味わいたいセレブなマイラーには、ぜひ手にしたい一枚です。